2013年4月29日月曜日

歯の根っこ

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報・受付担当トガワです。

歯の根っこの数は歯によって違ってきます。

前から3番目の歯までは根っこが1つしかありません。

小臼歯は、上顎の第一小臼歯を除いて1つです。

大臼歯からは、根っこの数は上顎で3つ、下顎で2つと変わってきます。

歯列として見ると、上顎と下顎で歯の根っこの傾きの方向も違ってきます。

実は根っこは歯ぐきの下で複雑だったんですね。

2013年4月28日日曜日

歯の生え代わり

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報・受付担当トガワです。

爬虫類以下の動物では、歯は一生の間に何回も生え代わるので多歯性と呼ばれています。

ヒトを含む大部分の哺乳類は、歯は一生のうち1回生え代わる ので二生歯性と呼ばれます。

しかしヒトの大臼歯のように生え代わらない歯を一生歯性といいます。

また、永久歯の切歯から小臼歯までは乳歯に置き換わって生えてくるため代生歯、大臼歯は乳歯列の後方に加わって生えるため加生歯と呼ばれます。

2013年4月27日土曜日

睡眠時無呼吸症候群

こんにちは、 愛媛県松山市余土伊藤歯科医院、タカタです。



睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に気道が塞がって呼吸が止まった状態(無呼吸)が

断続的に繰り返される病気のことをいいます。

十分に睡眠が取れず、日中の眠気、集中力や活力に欠ける、居眠りがちになるなどの症状が起こります。


こんな症状はありませんか?

○昼間いつも眠い
○いくら寝ても眠い
○朝起きると頭が痛い
○集中力、記憶力が落ちてきた
○夜中、何度か目を覚ます
○いびきがうるさいといわれる


SASは、歯科で治療することが可能です。

マウスピースのような、上下一体型の装置を寝ている間に装着します。

下顎を前に引き出して、舌根が奥に沈みこむのを防ぎ、気道を確保します。

また、自然と口を閉じて寝られるようになるため、

乾燥による気道の塞がりが防げます。


2013年4月26日金曜日

歯を丈夫にする食品

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。



歯というとカルシウムを含んだ食品を思い浮かべる人が多いと思いますが、

カルシウムだけでは歯はできません。

歯はコラーゲンというタンパク質でつくられた線維の網にカルシウムやリンなどの

ミネラルが結合してできたものです。

歯の基礎をつくる良質のタンパク質(卵、牛乳、魚肉、豆腐)、

エナメル質をつくるビタミンA(緑黄色野菜、レバー、バター)、

象牙質をつくるビタミンC(淡黄色野菜、果物)、

歯を固くするカルシウム(小魚、牛乳、豚肉、チーズ)、リン(肉、卵、米)、

そしてカルシウムの代謝をよくするビタミンD(卵黄、バター、牛乳)を

欠かさないようにすることです。

なお、レトルト食品にはリンが多く含まれています。

リンのとり過ぎはカルシウムとの結合を狂わせるので注意しましょう。
 

2013年4月25日木曜日

あめやチョコレート、ジュースがいけない理由

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。



甘いもののなかでも、あめ、チョコレート、

ジュースが特に歯によくないといわれています。

それはなぜかというと、あめやチョコレートは砂糖が特に多く、

しかも歯にくっつきやすいからです。

ジュースも果糖が多く、歯垢に染み込んで虫歯の原因になります。

ですが、大切なのはどういうときにどのくらい与えるかということです。

3度の食事はきちんととり、おやつの時間に量を決めて与えましょう。

おやつの時間は15分くらいにして、食べたあと、

白湯やお茶を飲んだり、歯を磨いたりして歯のケアをしましょう。
 

食生活がきちんとしていれば、このようなものを食べても虫歯を防ぐことができます。
 

2013年4月24日水曜日

骨粗しょう症について

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。

骨粗しょう症とは、骨の量が減って骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です。

更年期を迎えた女性、特に50歳以降の女性に急増する傾向があります。

骨の構造から見ると、皮質骨(骨の周りの部分)よりも海綿骨(骨の中心部)で

骨量の減少が明らかで、複雑に絡み合ったスポンジのスカスカな部分が多くなり

骨が弱くなっていき、骨折しやすい体になります。

以下のような症状に多く当てはまる方は、ひょっとすると骨粗しょう症かもしれません。

①最近背中が縮んだ

②ちょっとしたことで骨折した

③体格はどちらかといえば細身

④女性:閉経を迎えた 男性:70歳以上である

⑤お酒をよく飲む

⑥タバコをよく吸う

運動はもちろん身体を動かすことが少ない

⑧小魚や豆腐をあまり摂らない

⑨牛乳や乳製品をあまり摂らない

⑩糖尿病だったり、胃や腸の手術を受けたことがある




2013年4月23日火曜日

唾液が少ないと虫歯になりやすい?



こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。

唾液が少ないと虫歯になりやすいのは事実です。

唾液には虫歯を防ぐ2つの作用があります。

ひとつは、歯についた食べかすを洗い流してくれる「浄化作用」、

もうひとつは、虫歯の菌が作った酸を中和し「歯を溶かす動きを弱める作用」です。

これは、唾液に含まれる重炭酸塩という成分の働きにより、

この量は人によって違いますが、多い人は虫歯予防により有効といえます。

では、逆に唾液や重炭酸塩の量が少ない場合はどうしたらいいのでしょうか?

それは食べ物をよく噛むことです。

よく噛むと、耳下腺という唾液腺からたくさん唾液が出るようになります。

よく噛むということは、消化吸収の動きをよくするだけでなく

虫歯予防にもつながるのです。

2013年4月22日月曜日

おしゃぶりは歯を悪くする?

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。

おしゃぶりは舌や唇の機能的な運動を促し、快い快感を与え、

心をなぐさめるといわれます。
 
おしゃぶりを吸うことによって、歯ならびなどへの影響は特にありませんが、

3歳を過ぎてまでおしゃぶりを吸っていると、

顎に加わるおしゃぶりの弾力が顎の成長に影響し、歯ならびに異常が生じたり、

口を閉じることを覚えにくくすることがあるようです。

いつまでもおしゃぶりにこだわるようなら、徐々におしゃぶりを使う時間を減らして、

眠くなったときやぐずったときにだけ使うようにしましょう。

2013年4月21日日曜日

妊娠中・授乳中のお口のトラブル

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。

妊娠中、授乳中は女性ホルモンが増加するため、虫歯や歯肉炎にかかりやすくなります。

また、妊娠中にはつわりや授乳中には子育ての忙しさなどで思うように歯磨きができず、

口の中が汚れやすくなります。

妊娠中・授乳中のお口のトラブルとして挙げられるのが以下の3つです。

①虫歯

唾液が粘っこくなり、食事の回数が増えたり不規則になることで

虫歯になる危険が増加します。

②妊娠性歯肉炎

エストロゲン(女性ホルモン)の増加や内分泌の変調により、歯肉が赤く腫れやすくなります。

③妊娠性エプーリス

ホルモンバランスの変化などにより、歯茎にできものができることがあります。

出産後には自然となくなることがほとんどです。

また、妊娠すると赤ちゃんに歯のカルシウムを取られて歯が悪くなるとよく言われますが、

赤ちゃんに歯のカルシウムを取られることはありません。

2013年4月20日土曜日

抜歯しなければいけない歯、後編

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、タカタです。


抜歯しなければいけない歯、まだまだあります。


④重度の虫歯

虫歯が進んで歯肉のところまで歯がなくなると、

充填材をつめたり、人口歯を固定したりすることが難しくなります。

歯髄が死ぬと、痛みはなくなりますが、

菌が歯根の先端から骨の中に入り込み、病床が拡大していきます。


⑤矯正

歯並びを良くするために抜歯をすることがあります。


⑥歯根嚢胞

虫歯などにより、菌が歯根の先端から骨の中に入り込み、

骨を溶かして膿がたまります。

※抜歯しないで横から歯肉を切り、

骨を削って歯根嚢胞を取り除くこともあります。



一度抜けると再び生えてこない永久歯。

日々の歯磨きで守っていきましょうね。

2013年4月19日金曜日

抜歯しなければならない歯、前編

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、タカタです。


抜歯しなければいけない歯とは、どのような歯でしょうか?


①親知らず

親知らずは、前の歯を押して歯並びを悪くしてしまいます。

隙間に汚れが入り込み、前の歯を虫歯にして、

痛みと腫れを起こすこともあります。


②重度の歯周病

歯周病が進行すると、歯の周りから菌が入り込み、

歯を支えている歯槽骨が溶けて歯肉が下がり、歯がぐらぐらします。

膿が出たり出血したりします。


③破折

事故やかみ合わせなどにより、

歯が折れたり、割れてぐらぐらしている場合です。

※事故などで抜けた歯は、乾燥させないように牛乳につけるなどし、

できるだけ元の穴に埋め込み、固定してもらえば、定着する可能性があります。



後編に続く…

2013年4月18日木曜日

顎関節症って?

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、タカタです。



皆さん、こんな症状はありませんか?

○顎が痛む

○口が大きく開けられない

○顎を動かすと音がする

○かみ合わせに違和感がある

○口を完全に閉じることが出来ない

当てはまった方は、顎関節症の可能性があります。



顎関節症は、咀嚼筋群の血流の流れが悪くなるために起こるといわれています。

また、やわらかい食品を好むなどの食生活の急激な変化や、ストレスの多い現代社会が、

顎関節症の増加に拍車をかけているともいわれています。

2013年4月17日水曜日

キシリトール入りガムは歯にいい?

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。


 キシリトールは天然甘味料で、歯によい、虫歯をつくらないといわれます。

つまり、キシリトールは、虫歯の活動を弱めて、歯を溶かす酸をつくらない、唾液中のカルシウムを歯に吸着させ、歯の表面のエナメル質を丈夫にします。

よって、キシリトール入りガムは歯にいいものなのです!!

ですが、子どもの場合は飲み込んで喉に引っかける危険性があるので、3歳を過ぎてから与えるようにしましょう。

2013年4月16日火曜日

フッ素をぬると虫歯になりにくい?

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。



歯医者では子どもに虫歯予防のお薬としてフッ素をぬることがあります。

フッ素をぬることで、歯のエナメル質に作用してフッ化カルシウムに変化します。

これが虫歯を作る酸に対して抵抗力をもつので、ある程度虫歯を予防することができます。

いくらフッ素をぬっているからといって、だらだらと食べたり飲んだりしたり、歯磨きをさぼったりすると虫歯になります。

なので、必ずしもフッ素をぬると虫歯を防ぐことができる訳ではないので注意しましょう!!

2013年4月15日月曜日

歯の構造



歯は、外側から「エナメル質」「象牙質」「歯髄」の順で形成されています

1番外側の「エナメル質」は、人の体の中でもっともかたい部分で神経が通っていないため痛みを感じません。

その内側の「象牙質」は、歯の中心で形も歯と似ていて、エナメル質よりもやや柔らかく、黄色っぽいのが特徴です。

そして最後に「歯髄」は、血管や神経とつながっている部分です。

虫歯や熱さなどを感じるのはこの部分です。

2013年4月12日金曜日

虫歯菌の大好きな3つの場所

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。



虫歯菌は、エサとなる汚れがたくさんある場所、つまり歯ブラシが当たりにくい場所を住みかにしてどんどんと増えていきます。

1番虫歯になりやすいのは「奥歯」です。

奥歯はかむ面にくぼみがあり、そこに汚れがたまりやすくなっていて、奥まで歯ブラシを入れて磨きにくいからです。

そして2番目に虫歯になりやすいのは上の前歯です。

特に歯ならびにすき間がなく、くっついて生えている子は要注意です!

歯と歯の間はふつう見えない場所ですが、そういうところにもっとも汚れが付着していて、虫歯菌の大好きな住みかになっています。

そして最後に歯の生えぎわのくぼんだ部分も虫歯になりやすい場所です。

ここは汚れがたまりやすいのですが、歯の隅で歯ブラシが当てにくく、ブラシが歯ぐきに当たりやすく子どもが嫌がるからです。

この虫歯になりやすい場所を頭に入れて、虫歯菌に打ち勝つ健康な歯でいましょう★

2013年4月11日木曜日

乳歯ってどんな歯?

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。

 乳歯は前歯と奥歯がそれぞれ上下8本ずつ、先のとがった犬歯が上下4本の全部で合わせて20本あります。

生える順番や時期には個人差がありますが、一般的に生後7~8ヵ月ごろに最初の乳歯である下の真ん中の前歯2本が生え始め、2才なかばごろに奥の大きな奥歯が生えてきます。

そして乳歯は永久歯と比べ、象牙質が薄く柔らかいので傷つきやすく虫歯になりやすいのです!

乳歯には、永久歯が生える場所を確保して正しい位置へ導いたり、きちんと発音するのを助け、あごや顔の形を整えるなどの大切な役割があるので、小さい頃から虫歯に気をつけてしっかりと歯磨きをしましょうね!!


2013年4月10日水曜日

乳歯列と永久歯列

こんにちは、余戸伊藤歯科医院、広報・受付担当トガワです。

歯の数は、乳歯列では上・下顎の歯を総計すると20本、永久歯列では20~32本あります。

これらは、形から乳歯では乳切歯、乳犬歯、乳臼歯、永久歯では切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯に分けられます。


個々の歯は顎骨に植立していて、これらが並ぶことで歯列を形成します。

これの歯列が永久歯のみで構成されているものを乳歯列、乳歯のみで構成されているものを乳歯列、乳歯と永久歯が混在しているものを混合歯列といいます。



2013年4月9日火曜日

歯の形と機能

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報・受付担当トガワです。

ここでは歯の基本的なお話をしていきますね。

歯の主な機能は、食物を摂取し、切断、咀嚼、つまり物を噛んで食べることです。

このことから、歯の形態は食べる物が違うと異なってきます。

爬虫類、両生類、魚類の歯はどの部位でも形が同じなので、同形歯性といわれています。

ヒトの場合は前歯や奥歯で形が違ってきますよね!

ヒトは雑食性であることから、切り裂いたりすりつぶしたりする機能に対応するために、異なる形の歯から構成される異形歯性なのです。