2013年6月7日金曜日

虫歯をつくる要因

こんにちは、 愛媛県松山市余土伊藤歯科医院、タカタです。


虫歯は、細菌の作る酸によって歯の表面のエナメル質が溶かされるところから始まる歯の病気。

この病気には人間の自然治癒能力がほとんどはたらきません。

つまり、放っておいたら絶対に治らないばかりか、確実に悪くなるのです。



では一体、人間の体の中で最も固い組織であるエナメル質をも溶かしてしまう酸はどのようにして口の中に発生し、虫歯を作るのでしょう。

それを解明したのがカイスという人。カイスは、虫歯は次のような3つの要因がそろったところで時間が経過するとできる、と説いています。

まずは「歯」。そして「歯についた食べカス」と「口の中に住んでいる細菌」。

ちなみに3つの要因のうち、どれかひとつでも欠けていれば虫歯にはならずにすみます。

しかし、残念ながらたいていの人の口の中はこの3つの要因が満たされています。

歯があって食事をしないという人はいないでしょうし、口の中が無菌状態という人間もいません。

ですから、虫歯にならないためになんとか自分で無くせる要因は「歯についた食べカス」たったひとつだけ、ということになります。

歯医者さんや歯科衛生士さんが、しつこく歯みがきをすすめる理由はここにあるのです。

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