2013年10月13日日曜日

歯周組織②

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報・受付担当トヨタです。

歯周組織は4つの組織が共同してつくられている…と前回いいましが、その4つの組織についてお話します^^♬

<歯根膜>
 歯根と歯槽骨をつないでいる繊維組織です。おもな成分は、化粧品などにも使われているコラーゲンというタンパク質の一種なんです!歯が簡単に抜け落ちることがないのは、無数の歯根膜繊維がセメント質のなかに根をおろしているためです。また、歯根膜はさまざまな食物の固さを識別したり、食物を噛むなど歯に力が働いた場合にはクッションの役割を果たします。

<歯槽骨>
 顎の骨のうち歯根を支えている部分です。抜歯などにより歯を失ってしまうと、歯槽骨はやせてしまいます。つまり、歯を失う=いずれは歯槽骨を失うことになります。歯槽骨があまりにもやせてしまうと、入れ歯に代表される義歯を快適に使えなくなったりします。また、歯槽膿漏は歯肉の炎症が進行することによってこの歯槽骨が溶けてしまう病気のことです。

<歯肉(歯ぐき)>
 歯槽骨を覆って保護している粘膜で、目や鼻の粘膜と異なり固い食物にもたえられるよう、薄いにもかかわらずきわめて丈夫につくられています。

<セメント質>
 歯根の表面を覆っている組織で骨とよく似ています。セメント質がはがれてしまうと、冷たい水などがしみる「知覚過敏」の原因にもなります。また、歯にセメント質がみられるのは哺乳類だけです☆

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