2013年9月15日日曜日

親知らずの抜歯後に起こりうる症状について

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報・受付担当トヨタです。

親知らずは上下左右の前から数えて8番目にいちばん遅く生える歯ですが、その親知らずを抜歯したあとに起こるかもしれない症状がいくつかあるので紹介します。

①知覚麻痺(下顎の場合)
顎の親知らずの下には下歯槽神経という比較的太い神経が通っています。
人によっては歯の根がこの神経に近接しており、抜歯時に神経を損傷する危険があります。
神経が切断されるようなことは稀ですが、少し傷つけられたり圧迫されただけでも麻痺が生じることがあります。
当院では200例に1例ほどの割合で起りますが、ほとんどの場合1週間~2週間ほどの投薬で治るので心配しないでくださいね^^☆

②上顎洞穿孔(上顎の場合)
上顎の親知らずが深いところに生えていて副鼻腔(上顎洞)に交通している場合、抜歯後に副鼻腔炎(蓄膿症)を患う場合があります。

③ドライソケット
通常抜歯した穴には血餅と呼ばれる血の塊で満たされ、それが肉になり穴がふさがっていくのですが、その血の塊がごっそり取れてしまい骨がむき出しになって痛みが出ることがあります。
下の親知らずの抜歯後、2~4%程度の人に起こるといわれています。
軟膏状の薬で保護したり、再び内部を刺激したりして治療には2~4週間程度かかります。

このような症状が出て少しでも不安に感じたら遠慮せずにすぐご連絡くださいね(^ω^)!!

0 件のコメント:

コメントを投稿