2013年9月29日日曜日

歯周病と糖尿病の関係

こんにちは、愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、広報・受付担当トヨタです。

みなさん、歯周病が糖尿病を悪化させることを知っていますか?

そして逆に、糖尿病が悪化すると歯周病も悪化させてしまいます。

この二つの病気はお互いを悪化させていくという恐怖のスパイラルを作ります。

では、なぜお互いを悪化させてしまうのでしょう?

歯周ポケットに歯周病菌が溜まってしまうと、免疫細胞である白血球が菌を退治しに集まってきます。

この時、白血球が歯周病菌の出す毒素に触れることでTNF-αと呼ばれる物質を放出するのです。

そしてこのTNF-αには血液中のインスリンの働きを妨げてしまう作用があります。

つまり、歯周病でTNF-αを多く放出している場合、インスリンの働きが低下し糖尿病が一気に進行してしまうことがあります。

そして、糖尿病が進行すると当然血糖値も高くなり、歯ぐきの毛細血管の血流が悪化、血液が行き渡らずに歯周病菌を退治できなくなってしまいます。

こうして歯周病による歯ぐきの炎症が悪化するにつれてさらにTNF-αが多く放出され糖尿病もますます悪化、この悪循環を繰り返しどちらも重症化してしまうのです(´・ω・`)

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