こんにちは、 愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。
女性が成熟して思春期になると、性腺刺激ホルモンの分泌が始まり、脳にある下垂体前葉から卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)が分泌されます。
これらのホルモンによって、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が始まります。
プロゲステロンは歯肉に分布している血管系に作用して歯肉溝滲出液を多く分泌させ、また毛細血管の内皮細胞を変化させ炎症反応を増大させます。
つまりプロゲステロンの量が増えると歯肉の知覚が鋭敏になり、わずかな刺激に対しても大きく反応するのです。
例えば、少量のプラークや食べかすが歯肉の縁のところに付着していると、それに対して著しく炎症反応を起こして、歯肉が赤く腫れて出血しやすくなり、人によっては痛みを感ずる場合もあります。
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