こんにちは、 愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、タカタです。
誰もが幼かった成長発育の時代をもう一度体験したいと願っても、やり直しは絶対にできません。
いつつになっても元気はつらつとした顔立ちの人、美しく整った歯並びの人に出会うと、うらやましいような気持ちにさせられますが、その基礎は赤ちゃんの時代、おっぱいを飲んでいる頃につくられるのです。
赤ちゃんが母乳を飲んでいるときには、鼻の頭からおでこ、髪の毛の中まで汗でぐっしょりになるほど、文字通り額に汗して無我夢中です。
1回の授乳には、およそ15分かかりますが、赤ちゃんはその間に1000回以上も顎や舌を前後に動かして、おっぱいを吸います。
息をするのももどかしいこの飲みっぷりは、ミルクを飲む場合とだいぶ違ってくるのです。
哺乳瓶では、中に液体と空気が入っていますし、乳首とはいってもゴムのものではストローでジュースを飲むのと似ています。
ところが、お母さんの乳首は違います。
まるで水でぬらしたスポンジのようで、赤ちゃんは、乳房に頬や鼻、それに顎を押し付けるのはもちろん、下顎と舌とで乳首を前後にしごくようにしながら、しかも強力に吸わなくてはなりません。
こうやって、だいたい3時間ごとに汗だくになって、おっぱいを飲むときの顎や口の運動が、その成長と発育に欠かせないものであることを、心に留めておきましょう。
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