2013年7月19日金曜日

現代人と古代人の歯と顎

こんにちは、 愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、トヨタです。

大昔の人の顎は現代人に比べ厚さといい幅といいとても頑丈だったそうです。

なぜかというと、その秘密は「食物」にあります。

火を使って料理することのなかった時代、人類はなんでも固いまま食べなくてはなりませんでした。

現代人と違って、犬歯の活躍の場もたくさんあったに違いありません。

そのため、歯も顎も強く鍛えられたのです。

お菓子のような甘いものもありませんでしたから、おそらく口の中は相当キレイだったのではないでしょうか?

文明を知らなかった古代人が、洋の東西を問わず虫歯や歯周病と無縁で暮らしてきたことは、考古学的にも立証されています。

それに対し、現代人の食事は火を通して柔らかくしてあり、一生懸命噛む必要がありません。

最近、顎が小さくそのために歯並びが悪くなっている子どもが増えているのも柔らかい食物が多く、しっかり噛む機会が少なくなってきているためだといわれています。

古代人のように、とまではいわないまでも、一生噛み続けるためにやはりしっかりとした丈夫な顎を持ちたいものです。

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