こんにちは、 愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、タカタです。
母乳とミルクを比べてみると、重大な違いがあります。
安全なお母さんの胎内で10ヶ月を過ごしてきた赤ちゃんには、外界は不潔で危険がいっぱいです。
実は、ばい菌などへの抵抗力の乏しい赤ちゃんを危険から守る、強力な安全対策が母乳なのです。
とくに、初乳(出産後に出る黄色味をおびた濃厚な母乳)には大量の免疫物質(インムノグロブリン)が含まれています。
母乳に含まれるこの物質の量は次第に減りますが、なくなることはありません。
この点もミルクとは格段に違います。
もちろん、ミルクでも立派に育っている赤ちゃんはたくさんいますし、いろいろな事情で母乳を与えるのが無理なお母さんもいるでしょう。
けれども、あえて理想をいえば、赤ちゃんの顎の発達のためにも、心身の健康全般のためにも、できればミルクよりは母乳で育ててほしいのです。
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