こんにちは、 愛媛県松山市余土伊藤歯科医院、タカタです。
X線は使いようによっては大変危険なものです。
では、なぜ歯科治療ではX線写真を使うのかというと、歯と歯の間のむし歯や、むし歯と歯髄の関係、歯根の長さや曲がり具合、根の先の病変、歯周病での歯槽骨の破壊の程度、腫瘍の有無や程度など、目に見えない、大変分かりにくい部分の状態を知るためなのです。
歯槽骨や歯根が溶けてしまっていることなど、レントゲン写真で見なければ絶対にわかりません。
X線の量はR(レントゲン)という単位で表されます。
ちなみに、もしも生殖腺に1RのX線を受けると、100万人に一人の割合で染色体の異常が現れるといわれています。
歯科用X線では、1回につき約1~0.5Rの量が出るので、体に直接何度も(データによれば、5万回ぐらい)浴びれば確かに危険です。
しかし、X線撮影の際には防御用エプロンを着用しますし、X線は体内に蓄積されることはないので、普通に治療を受ける分にはあまり心配する必要はないでしょう。
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