こんにちは、 愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、タカタです。
ペリクルの二面性は、入れ歯の上でも発揮されます。
入れ歯の表面にできるペリクルは、とくに「デンチャーペリクル」と呼ばれ、天然の歯を覆っているペリクルとは異なり、主成分はムチンなどです。
ところで、薄くて平らなもの同士(例えば2枚の板ガラス)をぬらして重ねるとなかなかはがれない、という経験があるかと思います。
入れ歯と口の中の粘膜も、デンチャーペリクルによってこれと同じような状態にあります。
とくに上顎に入れ歯を使う場合、快適な使用感はデンチャーペリクルがあってこそのもの。
ただし、ここでも問題になるのが例のネバネバ。
食後や寝る前には入れ歯を外し、その内側を丁寧にブラシで擦って粘膜の炎症を防ぎましょう。
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