2013年7月26日金曜日

ラクダと麻酔の意外な関係

こんにちは、 愛媛県松山市余戸伊藤歯科医院、タカタです。

テレビにラクダのキャラバンが出てくることがありますが、あのラクダと、歯の治療に欠かせない麻酔注射薬との間には深い関係があります。

昔、麻酔に使われていた天然のコカインはよく聞くけど中毒しやすかったし、合成して作られたプロカインjは効き目が低いのが欠点でした。

しかし、ここ30年、世界的に広く使われているキシロカインは、そられの欠点をカバーしています。

このキシロカインのもとになっているのが、オアシスに着いたラクダがどんなにお腹が空いても絶対に食べないという草。

もし、ラクダがそれを食べれば、その後何時間も舌がベロベロに痺れて味が分からなくなり、ひどく苦しみます。

スウェーデンの薬学者、レフグレンは、この話をヒントに有効成分の合成に心血を注ぎ、見事成功しました。

現在、 痛くなく歯の治療を受けられるのは”ラクダの苦い経験”のおかげだったのです。

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